ごあいさつ

日頃から福井県病院薬剤師会の事業運営に格別のご指導をいただいております、会員各位、県内の医療行政関係者各位ならびに福井県薬剤師会の皆様に厚く感謝を申し上げます。

本会は、公衆衛生の普及・向上、薬剤師の倫理的および学術的水準を高め、臨床薬学・病院薬学および病院薬局業務全般の向上発展に寄与し、会員相互の親睦と知識の交換を図ることにより、社会福祉の増進に貢献することを目的として昭和44年に創設され、会員数約300名から構成される団体です。

一昔前「顔が見えない」といわれた病院薬剤師は、先人の努力により現在は他職種からの期待も高く、その活躍が期待されています。しかるに病院薬剤師は慢性的に人手不足の状況であり、中でも福井県は薬科大のない県として不足著しいところであります。
世界でもっとも高齢化国である日本の医療は、さらなる少子高齢化を見据え待ったなしの危機的状況であり、DX化、医療費削減、医療機能の分化などの荒波が押し寄せるなか、病院薬剤師がこの波をどう乗りこえ、どのように活躍していくかは、これからの我々の努力次第であり、未来への責務であります。

これからも本会は、生涯教育の充実を図り、情報の共有や連携を通じて、会員の皆様の一助となれるよう努力していく所存です。今後とも皆様からの、益々のご支援、ご協力賜りますようお願い申し上げます。

 

福井県病院薬剤師会 会長 佐野 正毅